環境情報科学論文集
Vol.30(第30回環境情報科学学術研究論文発表会)
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調布保谷線(調布・三鷹区間)における既存樹木を利用した街路樹整備事業の特徴
-元の敷地所有形態に着目して-
富樫 大輝大野 暁彦谷下 雅義
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p. 7-12

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抄録

本研究では,既存樹木を利用した街路樹整備の特徴について,調布保谷線(調布・三鷹区間)を対象に,それぞれの樹木の事業前所有形態に着目して調査,分析を行った。その結果, 1)8 地点13 種74 本の既存樹木が保全されたこと,そのうち12 種43 本は事業前所有形態が民有であり,多種な樹種構成の街路樹整備が行われていること,2)保全が行われた背景として背景として,住民による詳細な樹木調査に基づく樹木保全の要請,住民と行政の協議組織づくり,行政による道路断面の構成の配慮が行われたこと,を明らかにした。

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© 2016 (社)環境情報科学センター
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