日本化粧品技術者会誌
Online ISSN : 1884-4146
Print ISSN : 0387-5253
ISSN-L : 0387-5253
ノート
B16メラノーマ細胞におけるメラニン産生抑制と抗酸化活性 (Cellular Antioxidant Activity)
津田 愛子堀籠 悟吉田 泉山口 昭弘木船 信行神部 武重渡井 正俊小澤 淳久米 賢次
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 44 巻 2 号 p. 139-142

詳細
抄録
抗酸化作用とメラニン産生抑制の関係についてB16メラノーマ細胞を用いて検討した。ポリフェノールの標準品およびシークヮーサーを試料として食品の抗酸化の指標であるORAC(oxygen radical absorbance capacity)と,細胞内の抗酸化を反映するCAA(cellular antioxidant activity)の測定結果がメラニン産生率に及ぼす影響を評価した。その結果,ORACはメラニン産生率との直接の関係は示さなかったが,CAA抗酸化能が高い試料は,メラニン産生抑制作用を持つ可能性が示唆された。また試料のなかでも,シークヮーサー果汁,カフェイン酸においてはチロシナーゼ活性阻害をほとんど示さず,カタラーゼ活性阻害によるメラニン産生の増加を抑制したことから,これらのメラニン産生抑制には抗酸化が関与している可能性が示唆された。
著者関連情報
© 2010 日本化粧品技術者会
前の記事
feedback
Top