日本化粧品技術者会誌
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ハンドソープを用いた手洗い後の抗菌持続性能に関する評価手法の検証
立川 将史西村 彦人石井 真悠子川口 尚子荒牧 賢治大矢 勝
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2025 年 59 巻 2 号 p. 95-100

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抄録

手洗いは, 手指に付着した病原体が口や目を通じて体内に侵入するのを防ぐため, 感染予防においてきわめて重要な手段である。本研究では, 脂肪酸塩と塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体(PDADMAC)を配合したモデルハンドソープ製剤による, 手洗い後の手指の抗菌持続性能をヒト皮膚上で検証した。大腸菌と黄色ブドウ球菌に対する抗菌持続性能を検証した結果, 水のみで手洗いした場合と比較して, 手洗い後4時間後まで有意に高い抗菌効果を示し, 手洗い行動に本製剤を用いることで手指に抗菌持続性能を付与できる可能性が示唆された。また, ヒト皮膚上の抗菌持続性能およびモデルハンドソープ製剤由来の残留成分をモデル皮膚上の結果と比較したところ, いずれも同様の傾向が認められた。このことから, モデル皮膚を用いた評価がヒト皮膚での結果を予測するために有効であることが示された。本研究の知見は, 手洗い後の接触感染リスクの低減に寄与するものである。

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