抄録
GMAIS(Global Model Architecture Information system)による思考支援環境について論じる。GMA(Global Model Architecture)の概念は、既発表の者である。応用として、環境・経済・社会のトリレンマという人類最大の課題が存在する。それを緩解させるの方法として地球環境経営モデルと文化言語温存モデルを提唱している。地球シミュレータによる大気、海、陸やそれらの境界の学問や研究は個々に相当に累積されている。しかし、環境・経済・社会のトリレンマに言及した研究や討議は少ない。学際的で業際的であることが理由であろう。IT/ISの技術変化と進歩で上記のモデルの実現がGMA概念で出来る用になってきた。具現化の要件は、コンヒ゜ュータの処理速度、低廉な記憶単価とコンヒ゜ュータの記号処理と人間の意味処理の隔たりを埋めることであろう。ノイマン型のコンヒ゜ュータを使用する限り意味処理は不可能である。しかし、従来のDD/D技術の進化といえるXMLの考え方で階層的な辞書体系で限りなく意味処理に迫れると確信している。現象を呈する要素の定義付けとそれらの関連をコンヒ゜ュータに取り込むことと、階層化に際しての各レベルの規模、そこで扱う主体のレベルあわせによる緻密な選択が実現のヒントであろう。