Strength and Conditioning Journal Japan
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消防士訓練校で実施されるエクササイズプログラムについての考察
Zachary A. MangJason R. BeamAdam H. Martinez
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2025 年 32 巻 9 号 p. 16-26

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抄録

消防は身体的要求の大きな職業であり、消防士は非常に高い筋持久力、筋力、パワー、有酸素性能力を有することが求められる。ほとんどの状況において、消防士としてのキャリアは訓練校から始まる。訓練校では、様々なエクササイズプログラムをこなしながら、重要な任務(被害者の救助方法など)を習得する。現在の研究によると、レジスタンス、エアロビクス、サーキット、コンカレント、ファンクショナルなど、複数のトレーニング形式が、消防士候補生の身体能力と職務遂行能力に好影響を及ぼすとされる。多くの消防署ではジムの利用環境は限られているため、訓練校では、学校独自の機器や施設を用いて実施できるエクササイズプログラムを採用するのが最も現実的である。幸いにも、本稿で取り上げた研究では、利用できる施設/機器が最小限でも最大限でも、効果的なトレーニングが実施できることが明らかになっている。今後の研究に関しては、最小限の機器を用いたプログラムと最大限の機器を用いたプログラムの効果を比較し、この両極端のプログラムを組み合わせたトレーニング計画を適用することが、研究者にとって興味深いと思われる。さらに、職務課題の遂行と学習に対応するため、研究者は、最小有効トレーニング量を適用しながら、現在の訓練校の身体的要求を満たす、期分けしたトレーニング計画を立案する必要がある。

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