2026 年 33 巻 2 号 p. 4-10
本研究は大学男子野球投手における投球前後の軸脚、踏込脚それぞれの片脚立ち三段跳びの変化を明らかにすることを目的とした。13名の大学男子野球投手(年齢:19.3±1.0歳、身長:176.3±5.5 cm、体重:77.8±7.6 kg)を対象として4日間連続で測定を実施した。1日目は135球のストレートの全力投球を実施し、その前後で軸脚と踏込脚の片脚立ち三段跳びの測定をそれぞれ実施した。投球1日後から3日後においては、軸脚と踏込脚それぞれの片脚立ち三段跳びの測定のみを実施した。投球前後で軸脚と踏込脚それぞれの片脚立ち三段跳びのパフォーマンスに統計学的有意差は認められなかった(p>0.05)。加えて、投球前の片脚立ち三段跳びのパフォーマンスを基準とした変化率も投球後、投球1日後から3日後それぞれにおいて軸脚と踏込脚の間で統計学的な有意差は認められなかった(p>0.05)。これらの結果から、大学男子野球投手の軸脚と踏込脚の下肢筋機能は135球の投球前後で変化しないことが示唆された。