2026 年 33 巻 2 号 p. 11-16
本研究の目的は、プロサッカー選手を対象に、縦幅の異なる3つのピッチサイズ(105 m、69 m、52.5 m)で行なわれた11対11のゲーム形式トレーニング(以下、11vs11)の高強度活動を比較し、ピッチの縦幅を短くすることによって高強度活動に与える影響を明らかにすることであった。対象者はプロサッカー選手29名であり、すべてのピッチでGlobal positioning systemデバイスを装着して11vs11を行なった。一元配置分散分析の結果、最高走速度は105 mで最も高く、次いで69 m、52.5 mの順であった。また、高強度ランニングおよびスプリントも105 m、69 m、52.5 mの順で有意に多かった。高強度加速は105 mが69 mおよび52.5 mよりも、69 mが52.5 mよりも有意に少なく、高強度減速は105 mが69 mおよび52.5 mよりも有意に少なかった。これらの結果から、ピッチの縦幅を短くすることは、最高走速度を抑制させ、高強度ランニングあるいはスプリントを減少させるが、高強度加速および高強度減速を増加させると推察された。