脳卒中の外科
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症  例
In-stent plaque protrusionを繰り返し生じ治療に難渋した放射線誘発性頚動脈狭窄症の1例
原田 雅史安藤 俊平羽賀 大輔渕之上 裕寺園 明近藤 康介周郷 延雄
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2024 年 52 巻 1 号 p. 48-54

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抄録

放射線誘発性総頚動脈狭窄症(radiation-induced carotid artery stenosis:RI-CS)に対する血行再建術はcarotid endarterectomy(CEA)ハイリスクとされており,carotid artery stenting(CAS)が多く行われている.しかし,CASの中長期成績は必ずしも良好とはいえず,再狭窄や再治療のリスクはCEAと比べて高いことが報告されている.今回,放射線治療後15年経過したRI-CSに対してCASを施行したところ,1年後にステント内狭窄およびmobile plaqueを認め,再度CASを施行したが同部位でin-stent plaque protrusion(ISPP)を生じ治療に苦慮した1例を経験したので報告する.症例は74歳,男性.1年前にRI-CSと診断し,左総頚動脈の高度狭窄病変に対してCASを施行した.1年後にステント内狭窄およびmobile plaqueを認めたためstent-in-stentを施行したが,短期間でISPPを生じ,追加治療を要することとなった.不安定プラークを多量に有し,潰瘍を伴ったRI-CSでは,ISPPを生じ治療に難渋することがあるため,CEAを含め慎重に治療方針を検討する必要がある.

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