仙台市科学館研究報告
Online ISSN : 2433-5746
Print ISSN : 1345-0859
小学校理科における生物多様性教育の位置づけ-生物の扱いに着目して-
庄子 加奈子長島 康雄
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2014 年 23 巻 p. 38-44

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抄録

生物多様性が注目を集める時代背景を受けて,生物多様性条約の批准が,学校教育にどのような影響を及ぼすことになるのか検討した。生物多様性を取り扱う生物多様性教育を小学校理科の中で扱うための枠組みの特性を明らかにするとともに,小学校の理科で扱う場合,生物多様性の生態系,種,遺伝子という3つのレベルのうち,種の扱いが中心になることを指摘し,その中では在来種・外来種の扱いに注目する必要があることを指摘した。

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© 2014 仙台市科学館
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