仙台市科学館研究報告
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2011 年東北地方太平洋沖地震津波後の蒲生干潟の地形変遷その 8
中田 晋小山 康宏
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2019 年 28 巻 p. 49-58

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抄録
2011 年東北地方太平洋沖地震に伴って発生した津波によって,七北田川河口に広がる蒲生干潟はその姿を大きく変えた。震災後 3 年間で大きく変動したのち安定した干潟内部の汀線は,その後もほぼ安定な状態を保っていた。今回の調査では二つに大きく分断されていた潟湖が再び一つになったことも確認されおおむねその形は安定してきた。一方,導流堤通水部分付近の工事が進み,その姿は大きく変化した。また,河口付近では左岸・右岸とも堆積と侵食をくり返し砂州は変化し続けている。
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© 2019 仙台市科学館
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