2004年の発足以来、SECはソフトウェア開発プロセスの定量化及び標準化とその普及に取り組んでいる。とくに定量化に関しては、開発実態の把握と改善のための基礎情報や指標を提供すべく、継続して規模・工期・工数・生産性・信頼性等に関するデータを収集・精査・分析してきた。大手ベンダ企業22社から収集したデータ件数は2,000件を超えるまでになっている。
データの分析結果は「ソフトウェア開発データ白書」として毎年発行しており、2007年からは、開発の計画や評価等、プロジェクトの自己診断を支援するためのツールも合わせて提供している。
定量化の必要性が唱えられて久しいが、今回は定量化の背景を改めて確認すると共に、SECが提供している2つのツールを紹介する。