SEC journal
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組込みソフトウェアによる信頼性及び安全性
安全性向上への要求工学の貢献の可能性
中谷 多哉子
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2010 年 6 巻 3 号 p. 130-133

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抄録
 SEC journal No.21では、特別セミナーの様子が報告されていた[SEC journal21]。本稿では、セミナーでの筆者の発言を補うために、関係する事項について解説を行う。セミナーが開催されたことから分かるように、最近では、身の回りのほとんどの機器がソフトウェアによって制御されるようになっている。そのためか、重大事故が組込みソフトウェアの不完全さに起因して起きることも多くなってきた。1986年の米スペースシャトル/チャレンジャー号の事故以来、セーフウェア[LEVESON1995]に対する関心が高まり、安全性を確保するための研究も進められている。しかし今も事故は後を絶たない。経済産業省の製品安全ガイド[経済産業省HP]には、事故やリコールに関する情報が日々更新されている。本稿では、組込みソフトウェアがかかわる事故の例を2つ挙げ、組込みソフトウェアによる機器の安全性を向上させるために、要求工学がどのように貢献出来るのかを検討する。
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© 2010 独立行政法人 情報処理推進機構
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