SEC journal
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組込みソフトウェアによる信頼性及び安全性
信頼性の高い組込みソフトウェアを開発するには
山浦 恒央
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2010 年 6 巻 3 号 p. 126-129

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抄録
 電子製品、家電品が発達した現在、マイクロプロセッサを搭載していない製品を探すのは極めて難しい。社会の末端まで組込み系の製品が浸透しており、大規模な汎用システムと共に、社会の基幹機能を担っている。
 ソフトウェアは、ハードウェアと共にコンピュータシステムの根幹をなすが、ソフトウェアの生産性、開発方式、品質制御技法は30年前からほとんど進化しておらず、コンピュータシステムの革命的な処理性能、機能、低価格化は、ハードウェアの驚異的な技術進化に全面的に依存している。
 なぜ、ソフトウェア開発の技術革新、生産性、品質制御技術は過去30年間停滞し、今後も改善を望めないのか? 組込み系のソフトウェアのテストは、なぜ、難しいのか? SEC journal No.21の『特別セミナー「組込みソフトウェアの信頼性を考える」より』[SEC journal21]、の続編として、本稿では、まず、他の工業製品には無いソフトウェアの特徴を挙げて、開発の難しさを分析し、続いて、テストや品質制御の難しさや限界を述べる。最後に、一般のソフトウェア開発より、更に条件が厳しい組込み系の開発、品質制御について分析する。
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© 2010 独立行政法人 情報処理推進機構
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