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形式手法導入のための産学連携PBLの活用
荒木 啓二郎
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2011 年 7 巻 4 号 p. 177-182

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抄録

近年、我が国においても形式手法に基づくソフトウェア開発が注目を集めているが、その導入にはまだ障壁が高いと思われているためか、ソフトウェア開発の現場への普及が進んでいるとは言い難い状況である。九州大学では、大学院修士課程におけるPBL(Project Based Learning)科目において、企業との連携のもとに、企業での実際のソフトウェア開発プロジェクトの一部で学生チームが形式手法を適用した結果、形式手法に対する企業側の理解が深まるとともに、導入に関する具体的な見通しを得ることが出来た。本稿では、この経験に基づいて、形式手法導入の一つの有効な方法としての PBL実施事例を述べる。

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