2026 年 14 巻 p. 31-40
本研究はくりかえし案での学習の有効性を検討するために,複式学級高学年児童の書くことの実態を把握することを目的とした。複式学級外国語科年間指導計画に沿って学習をした複式学級6年生児童7名,複式学級5年生児童7名,通常の年間指導計画に沿って学習を行った単式学級6年生児童29名を対象に,学習指導要領をもとに作成した4種類のテストを実施し,結果の比較を行った。その結果,くりかえし案によって単式学級よりも大きく限られた時間での学習であった複式学級5年生も単式学級6年生と同程度の書くことの力を身に付けている実態が明らかになった。また,複式学級6年生はいずれのテストも平均点が最も高く,くりかえし案によるカリキュラムを通し,書くことについての理解が深まり,定着に繋がっていると示唆された。