独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
2024 年 77 巻 p. sp32-sp37
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地中に存在する埋蔵文化財の研究と保護には,そのままでは可視不能であり,その存在や内容が想定できないという問題がある。物理探査手法による地中の人類痕跡の可視化である遺跡探査は,人類史の情報取得にとどまらず,人類の過去を知るための痕跡をいかに保全し,また記録していくかという社会的な必要性に応える重要な方法と考える。本論では,その重要性と埋蔵文化財保護活動の近年の現状からその有効性を検討し,今までの成果と方向性について述べる。
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