抄録
本論では,言葉の6つの働きと「幼稚園教育要領」や「保育所保育指針」に示されている領域「言葉」のねらいとの関連性を述べた。また,今回の改訂で加わった「言葉に関する感覚を豊かにする」ための方法として,物語に着目し,それを日常の保育の中で場面に応じて自作する例も述べた。保育者が日常生活で子どもと言葉を使ったやり取りをする際,言葉の働きの中でも4つの点を特に意識すること,また物語を日常保育の中で取り入れていくことで,子どもの言葉が育ち,言葉に関する感覚が豊かになるための環境が整っていくものと考えられた。