尚絅大学研究紀要 B.自然科学編
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免疫調節能をもつ食品成分のサイトカイン産生及びガレクチン分子の発現に及ぼす影響
坂田 敦子
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2019 年 51 巻 p. 169-179

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抄録
近年,β- ガラクトシドに結合するガレクチン分子が,T 細胞アポトーシスや調節性T 細胞誘導など,免疫調節能をもつことが報告されている。本研究では,食品の機能性成分の免疫調節機能におけるガレクチン分子の関与を明らかにするために,U937細胞を用いて,フコイダン,レイシ抽出液,カテキンなどの食品成分の炎症性/ 抑制性サイトカイン産生並び にガレクチン-1, 3, 9分子発現に及ぼす影響について調べた。結果,フコイダンは,TNF-α,IL-1β,IL-6などの炎症性サイトカイン産生を増強し,IL-10, TGF-βなどの抑制性サイトカイン産生を阻害することにより,効果的に免疫賦活作用を示すことがわかった。またこの過程にガレクチン-9の発現低下が関与している可能性が示唆された。
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© 2019 学校法人尚絅学園 尚絅大学研究紀要編集部会
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