2011 年 18 巻 1 号 p. 101-106
近年,地球環境の変化が進んでおり,わが国においても気候の変化が生態系や農業のみならず,生活者にも影響を及ぼす事態となっている。このような状況下において,サステイブル(膽可能)な社会を実現するためには地球環境問題への対応が必要であり,各産業分野にその取組みが進展しているが,厳しい経営環境下においての実行は容易でない。
企業•従業員の一人ひとりのアクションが日本の食料問題や環境問題につながっている実感を持ち,環境配慮型のサステイナブル経営を戦略的に意識することが有効な施策であると考える。
エコ意識啓発活動として実際に行った2つの持続可能なエコ意識啓発活動事例より,飲食店におけるサステイナブル経営について考察する。