2011 年 18 巻 1 号 p. 107-112
ソフトウェア開発は,開発工期が短く,要求仕様の変更や追加が頻繁に発生し,新技術の登場も非常に早いという特徴がある。この環境下での生産性や保守性を改善する対策として,生産実行システムに UML(Unified Modeling Language)を使ったMDA開発が適用可能であることを検討口],MDA (ModelD riven Architecture)開発におけるコード自動生成対策として,スケルトンコードの自動化による開発が可能であることを検証した⑵。また,生産性や品質の向上を狙って,上記開発手法における生産実行システムの再利用ドキュメント自動生成機能,及びシミュレーションによる開発ソフトウェア支援ツールについて検証した[3]。本論分では,シミュレーシヨン機能に限定した支援と再利用化について,詳細検討した結果とそのメリットを報告する。