産業財法人営業は,従来の「製品・サービスを売る」セールススタイルから,「顧客の問題を考え解決する」営業スタイルに変える必要に迫られている.しかし,中小企業の営業においては,商品を説明し売るという機能にいまだ終始しており,顧客の問題を考えていないのが実態である.営業スタイルを変えるためには,まず顧客情報を収集する必要がある.そのためには,営業要員に不足する質問の技術が必要となる.本稿では,顧客の課題探索のためにコーチングにおける「傾聴」と「質問」技術を応用し,営業における論理的なヒアリング方法を考察する.