2015 年 21 巻 2 号 p. 65-70
企業の情報化が進む中,1980年代から日本企業は情報システム開発人材不足とコスト高騰を抑えるために,海外でのソフト開発を拡大している.現在,日本から海外への発注総額は世界三位になっている.[1]日本のITオフショア開発には,一般的な製品生産と異なって,特有なリスクが存在している.本研究の目的は日本企業がITオフショア開発におけるリスクを把握するため,リスクマネジメント方法を研究する.日中ITオフショア開発におけるリスクマネジメントの適用化も図りたい.現在,ITシステム開発プロジェクトにおけて,組織がプロセスをより適切に管理できるため,能力成熟度モデル統合(CMMI)を遵守する.本研究はCMMIのリスクマネジメント手法の上に,コンジョイント分析方法を加えたリスクの分析方法を検討する.