モノづくりの生産システム(生産ライン,生産工程,製造工程ともいうが本稿では生産システムという)を新たに開発する場合,どのように開発を進めるべきかの論文や著書は少ない.おそらく生産システムを使って生産する製品(部品や材料でもよい)の種類や量や性質によってさまになる。また技術者の頭の中にある知識によって行われるため、容易に標準化ができないからではないかと推察する.
第1報では生産システム開発をする場合,何を基準に,いかに進めるべきかを考察したものである.生産システムには能力がある.過剰能力は生産する製品のコスト高,過剰品質を招き,過小能力は品質保証ができず,生産が間に合わないなどの問題を起こす.
この問題解決を可能にするには,第1に生産システム構造を明らかにすること。第2に生産システムに適切な能力を持たせること。第3にQCD課題を同時に解決するための作業設計を実現することがポイントになる。