株式会社前川製作所
2003 年 10 巻 1 号 p. 19-26
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組織にも俗と聖の構造が必要である。生きているものは、自分で生きている部分 (俗) とまわりに生かされている部分 (聖) を合わせ持つ。俗の世界では、人や組織は本能的に自分を閉じる性格をもち自己完結的である。一方、聖の世界では外にどこまでも開かれていて、自己不完結的である。自己完結的なものが、深く関係し合うと組織に自己不完結性が表出する-これはマエカワの経験である。また、聖は組織を超越的に眺めて組織をガイドする役割を果たす。本稿ではマエカワの聖の世界を掘り下げたい。
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