2003 年 10 巻 1 号 p. 67-72
組織の意志決定力を高めるために知的資産管理が必要とされており, 知的資産をXML (eXtensible Markup Language) 表現することでコンテンツとしての活用が考えられる。知的資産をより体系的な知識として表すためには「本」をメタファーとしたオブジェクトの階層構造で知的資産を表現するハイパーオーサリングが有効であり, 木構造で構成されるXMLによく適合すると考えられる。本論文ではハイパーオーサリング機能を用いることで知的資産をより体系化された知識として扱う知的資産管理へのXML活用の視点について述べる。