生産管理
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Print ISSN : 1341-528X
ネットワークと国際生産分業について日本のなすべき方策
生産工場が集中する活力豊かな中国と情報ネットワークでリードするアメリカ, 高齢化思考の日本がとるべき方策 (中国, 張先生の寄稿論文を参考にして提言)
西田 俊夫
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2004 年 10 巻 3 号 p. 77-81

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抄録
私の友人であり中国の経済・経営に明るい工学者の張先生の寄稿論文を拝見して, 多くの感銘と日本も元気が出る考え方の教えを戴き, また日本人の思考・経済構造の詳細分析には恐れいりましたが, 職人的な発想の日本の価値体系, 庶民的な発想の重みが現在の日本であるように思える日本の社会思考を「高齢化の社会化の社会思考」とも取れる張先生の意見 (日本の活力再生への貴重な意見, エネルギッシュな中国とは当然価値体系が異なるのは正しい社会認識) であるが, 参考になるところがある。日本は大人の社会を模索する時期にきており, 「より広い世界の社会思考, 価値認識など社会常識」を再勉強する時期でもあると張先生の論文から伺える良い提言をうけた。これら受けた感銘内容から, 「日本の生きる道」のようにいわれたネットワークと国際分業について, グローバル思考で, 今, 日本がなすべき方策について記す。
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© 日本生産管理学会
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