2008 年 60 巻 4 号 p. 364-367
不飽和土の静的な挙動については様々な着眼点から研究がなされ, その力学特性が明らかにされている.しかし, 地震時の挙動に関しては研究例が少なく, 未だ十分に明らかになってはいない.また, 不飽和土の試験では間隙水圧の制御に用いるセラミックディスクが難透水性であるために, 室内試験に要する時間が長くなる.そこで, 本研究では三軸試験装置のペデスタルに透水性の良い多孔質膜を導入することにより, 試験時間の短縮を実現した.さらに, この装置を用いて不飽和状態の稲城砂の液状化特性を調べ, 飽和状態の試験結果と比較した.[本要旨はPDFには含まれない]