タンパク質への非天然アミノ酸の導入に用いられるアンバーサプレッサーtRNAの改良

藤井 秋彦; 若林 健一; 小野寺 賢司; 上條 俊介

doi:10.11188/seisankenkyu.61.111

研究解説

タンパク質への非天然アミノ酸の導入に用いられるアンバーサプレッサーtRNAの改良

藤井秋彦, 若林健一, 小野寺賢司, 上條俊介

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ジャーナルフリー

2009 年 61 巻 2 号 p. 111-115

DOI https://doi.org/10.11188/seisankenkyu.61.111

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抄録

　非天然アミノ酸のタンパク質への導入などに応用されているアンバーサプレッションシステムは, アンバーコドンに対応させた, 宿主細胞と直交する外来tRNAとアミノアシルtRNA合成酵素(aaRS)を, 大腸菌等に導入することによって成り立っている．しかし, このシステムと宿主翻訳系の直交性が不十分であると, 宿主のaaRSが導入したtRNAを誤って認識することでミスチャージの問題が起こる．本研究では, アンバーサプレッション用のtRNAが大腸菌宿主に認識されにくくなるような改変を行い, 二つの系の直交性を改善した．

責任著者(Corresponding author)

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