2010 年 62 巻 2 号 p. 143-144
人と車が円滑に流れ住みやすい社会を実現するうえで情報工学がすべきことは,90%の知的システムをつくること,そして最後の10%を人間が円滑に判断できるための情報空間をつくることである.ITSにおいては「仮想化都市空間」がその具体像の一つと言える.実際の都市空間の静的情報(建物などの構造)や動的情報(人や車の活動)をセンサ群などから収集し,可視化・予測・検索・配信技術などと組み合わせることでさまざまなアプリケーションが生まれる.[本要旨はPDFには含まれない]