生産研究
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62 巻, 2 号
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
特集 先進モビリティ研究センター(ITSセンター)設立記念シンポジウム
公開講演
  • 桑原 雅夫
    2010 年 62 巻 2 号 p. 125-127
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/20
    ジャーナル フリー
     先進モビリティ研究センターは,ITS(Intelligent Transport Systems)を活用したモビリティの向上を通して,ゆたかな社会生活を実現することを目的として,2009年4月に東京大学の研究センターとし設立された.新センター設立にあたり,Needs Orientedな研究開発と社会還元,基礎的素養を持った人材育成,地域・国際連携という当センターのVisionとMissionについて紹介する.[本要旨はPDFには含まれない]
  • 渡邉 浩之
    2010 年 62 巻 2 号 p. 129-132
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/20
    ジャーナル フリー
     ガソリン車が発明されてから100年以上が経った現在,自動車社会の課題や技術について概説する.自動車エネルギーとして,現在大きな岐路にあり,電気自動車やプラグインハイブリッド車など,車はほぼ電動化,電動HV化の方向に進んでいる.車単体のエネルギー効率向上だけではなく,交通流の円滑化としてインフラ整備やITSの導入が必須であり,21世紀は様々なことを組み合わせないとイノベーションは起こらず,意図的な統合が必要であり,東京大学生産技術研究所ITSセンターには,その担い手になっていただきたいと期待している.[本要旨はPDFには含まれない]
  • 田中 敏久
    2010 年 62 巻 2 号 p. 133-135
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/20
    ジャーナル フリー
      次世代ITS の方向性は,新たな産業と情報化を創出する「ITSスマートタウンによる活気ある魅力的な街づくり」の実現が目指す方向となっている.ITSは,ITの革新的技術進歩,社会的ニーズの変化,新産業の創造等社会的変革が大きい分野であり,国際的にも我が国はトップレベルにあるが,それを維持し,さらなる優位性を確保することが必須である.そのために,最先端の研究成果の社会還元による産官学連携による研究開発,実証実験,実用化,さらには民間企業との連携による事業化への推進と貢献が,ITSセンターのこれからの一層の役割と考えている.[本要旨はPDFには含まれない]
  • 須田 義大
    2010 年 62 巻 2 号 p. 136-138
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/20
    ジャーナル フリー
     車両工学研究の立場から,これまで,高速化,低コスト化,利便性向上,快適性向上という観点で交通の魅力を高める研究に取り組んできた.このたび発足したセンターの前身である先進モビリティ連携研究センターが発足してからはインフラとの連携に着目した研究にも取り組んでいる.近年は交通システムのグランドデザインやモーダルミックスにも注目している.
     そのような中で現在,ITS技術を活用した自動車交通,鉄道車両曲線通過,パーソナルモビリティビークルをはじめとする研究に取り組んでいる.本稿ではこれらを中心に概説する.[本要旨はPDFには含まれない]
  • 鈴木 高宏
    2010 年 62 巻 2 号 p. 139-140
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/20
    ジャーナル フリー
     ITSネクストステージにおいては,複数の車両が互いに影響しあう「錯綜状況」における運転支援,交通制御が今後重要課題と考え,本ITSセンターにおける統合シミュレータ環境を用いてそうした複雑な交通状況下での人間運転行動モデルに関する研究を進めている.交通流の再現においては,マクロ・ミクロ両視点からの再現性評価を行い,マルチスケールな再現環境の実現を試みている.また,こうした再現環境を用いて,人間の運転行動を安全性,円滑性,環境性といった様々な指標による評価を同時に行ったり,ドライバ特性分類に基づく運転支援の効果を解析するなどの研究開発を行っている.[本要旨はPDFには含まれない]
  • 田中 伸治
    2010 年 62 巻 2 号 p. 141-142
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/20
    ジャーナル フリー
     交通現象は時々刻々と変化する動的な現象であり,その解析には時間軸を考慮したダイナミックな取り扱いが必要である.また近年の社会情勢から,インフラを新しくつくる技術だけでなく既存インフラをうまくつかう技術が必要であり,こうした面でITSの果たす役割は大きい.本稿では交通工学の立場から,先進モビリティ研究センターにおける最近の研究活動を紹介するとともに,ITSを活用した交通運用・交通マネジメントの可能性について述べる.[本要旨はPDFには含まれない]
  • 池内 克史
    2010 年 62 巻 2 号 p. 143-144
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/20
    ジャーナル フリー
     人と車が円滑に流れ住みやすい社会を実現するうえで情報工学がすべきことは,90%の知的システムをつくること,そして最後の10%を人間が円滑に判断できるための情報空間をつくることである.ITSにおいては「仮想化都市空間」がその具体像の一つと言える.実際の都市空間の静的情報(建物などの構造)や動的情報(人や車の活動)をセンサ群などから収集し,可視化・予測・検索・配信技術などと組み合わせることでさまざまなアプリケーションが生まれる.[本要旨はPDFには含まれない]
  • 池内 克史, 渋谷 秀悦, 井出 真司, 山内 輝暢, 奥谷 正, 島 雅之
    2010 年 62 巻 2 号 p. 145-150
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/20
    ジャーナル フリー
     2009年4月に先進モビリティ研究センター(ITSセンター)が発足し,それを記念して6月11日に設立記念シンポジウムを行った.その中で,ITSに関係す る省庁の方々をパネラーとしてお招きし,新しいセンターに対してどのような期待をお持ちか,また今後,大学がどのような形でITSと関わりを持っていけ ばよいかなどについて議論するパネルディスカッションを企画した.先ず初めに,各省庁におけるITSの取り組みついてパネラーが紹介し,そこでの議論を 通じて,今後,大学としてどのように取り組んでいけばよいかを議論した.[本要旨はPDFには含まれない]
研究解説
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