生産研究
Online ISSN : 1881-2058
Print ISSN : 0037-105X
ISSN-L : 0037-105X
調査報告
免震工法により耐震改修されたRC造5層建築物の振動性状
本村 友一浅井 竜也高橋 典之崔 琥中埜 良昭
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 64 巻 6 号 p. 871-876

詳細
抄録
本報は,静岡県裾野市庁舎の地下空洞充填工事及び免震装置設置工事による建物の振動性状の変化を捉えるために,耐震改修工事着工前,工事途中,工事完了後の3回にわたって実施した常時微動計測の結果をまとめたものである.その結果,免震装置設置工事により,卓越周期が長周期化し,減衰定数が増加していること,およびスウェイ率,ロッキング率が増加していることなどが分かった.一方,地下空洞充填による地下1階床面における振動性状の変化は特に見られなかった.[本要旨はPDFには含まれない]
著者関連情報
© 2012 東京大学生産技術研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top