生産研究
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研究解説
押し引き型車両操舵システムとスキッドステアの組み合わせの操作性評価
山下 拓也荒川 大輝タン ジェフリートゥチュアン鄭 仁成須田 義大日比 元明石原 敦瀬川 雅也
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2016 年 68 巻 2 号 p. 131-134

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抄録
我々は先行研究としてStavic-4H と呼ばれる電動アシスト付きの人力車を開発した.この車両は従来にはないレバーの押し引きによる直感的な操舵法を特徴としている.本研究では,これに加えブレーキを片輪だけ効かせて行うスキッドステアによる操舵を組み合わせることにより最適な操舵が実現されるのではないかと考え,スキッドステアの有無による操作性の違いについて評価することを目的とした.実験の結果,スキッドステアを組み合わせることにより操舵に要する力が減少することが確認され,操舵の組み合わせにより操作性が向上したといえる.本論文は2015年12月11日に日本機械学会の第24回 交通・物流部門大会(TRANSLOG2015)で発表した.
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© 2016 東京大学生産技術研究所
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