東京大学大学院 工学系研究科
東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門
東京大学生産技術研究所革新的シミュレーション研究センター
2016 年 68 巻 3 号 p. 219-223
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近年,タンパク質などの大規模分子の量子化学計算が実現している.しかし,タンパク質のエネルギー極小構造を探査する構造最適化計算はまだ現実的ではない.その理由は,一点計算のコストが依然高いこと,極めて多自由度であること,さらに一般に量子効果によってエネルギーポテンシャル形状が複雑になることがあげられる.本研究では,実用上の観点から,9 残基ペプチドであるオキシトシンの局所構造探査問題に焦点を絞り,局所安定構造の解析を行った.
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