生産研究
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研究解説
マイクロ波反射波画像診断技術を用いた道路陥没問題対策
~「インフラ危機管理時代」におけるスケルカ技術の応用~
近藤 大樹
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2019 年 71 巻 2 号 p. 153-157

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抄録

近年,都市基盤の施設が老朽化することや過密した都市の地下空間の開発が原因となり,さらに大規模自然災害をきっかけに多くの道路陥没が発生している.広範囲における調査を迅速に実施し,道路が陥没に至る現象を予測・診断して道路陥没を防止することが求められている.この課題に対応するため,本稿ではマイクロ波反射波画像診断技術を活用して陥没の原因となる空洞を発見する「スケルカ技術」を紹介する.さらに,Deep Learning を活用して「明確な特徴のある空洞信号」を高い精度で自動検知できたことを示す.

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© 2019 東京大学生産技術研究所
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