生産研究
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研究解説
正準分子軌道計算による光活動性黄色タンパク質の電子構造解析
前田 大陸平野 敏行佐藤 文俊
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2021 年 73 巻 3 号 p. 157-163

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抄録

光活動性黄色タンパク質(Photoactive Yellow Protein (PYP))は,活性中心としてp- クマル酸(pCA)を含む125 残基からなる光受容タンパク質である.光反応サイクルの初期過程において,pCA がtrans 型からcis 型への構造変化を引き起こす.この光異性化反応を電子状態理論から解き明かすために正準分子軌道計算を行った.pCA と35 残基モデルの正準分子軌道計算から,光異性化反応に関与する, pCA から周辺タンパク質へ広がる分子軌道を確認した.

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© 2021 東京大学生産技術研究所
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