2022 年 74 巻 3 号 p. 283-285
「社会システム・デザイン」も30 年を経て,パラダイム・シフトに直面している.その原因は技術,特に,ISDT(Internet, Sensor & Digital Technology)の急速な展開と応用分野の広がりである.人々の価値観も変化している.このような状況を取り込んだデザインが必要だ.その中で重要な視点は一般大衆がそのような変化についてこれず,遅れた情報で判断していることから起こる悪循環が広がることだ.そのためにはサイエンス・リテラシーを上げることが重要な課題である.