東京大学大学院工学系研究科 機械工学専攻
東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門
2023 年 75 巻 1 号 p. 31-36
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乱流は高速輸送機器やパイプラインにおける抵抗増大に大きく寄与しており,その理解や自在な制御の工学的な意義は大きい.本研究では,乱流摩擦抵抗低減のための乱流物理の理解,およびそれに基づく新たな制御則の開発を目的として,低Reynolds 数チャネル乱流において随伴解析に基づく体積力の時空間分布の最適化を行った.得られた最適制御入力は,乱流の維持機構に重要とされるストリーク構造に積極的に操作を施し,抵抗を低減していることが明らかになった.
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