生産研究
Online ISSN : 1881-2058
Print ISSN : 0037-105X
ISSN-L : 0037-105X
研究解説
自動運転車両の踏切通過に関する研究
福島 虹郎中野 公彦楊 波王 正梅 旭濤高田 哲也長澤 弘之
著者情報
ジャーナル フリー

2023 年 75 巻 1 号 p. 77-81

詳細
抄録

これから先人口の高齢化と偏在化が進むと言われている日本において,特に地方部における自動運転技術の実用化が必要とされている.そのために,地方部において自動運転の妨げとなっている踏切を通過するための技術が重要となってくる.しかし,現状踏切通過の自動運転はインフラ側に設備を必要とする技術が殆どであり,コストなどの点から導入はいまだ実用的ではない.本稿では,踏切通過のための最大限自律化した運転支援,自動運転技術の手法を提案し,実車を用いた実験結果を報告する.本結果を踏まえ,自律化しており普及が比較的容易な踏切通過の運転支援,自動運転技術の実現を今後も目指していく.

著者関連情報
© 2023 東京大学生産技術研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top