論文ID: 2409
近年急速に普及しているドローンなどのUAV(unmanned aerial vehicle,無人航空機)は生態学においても様々な場面で利用されており、その利用は今後益々拡大するだろう。本報告では、UAVの利便性を概説し、動物生態学、海洋生態学、植物生態学など様々な分野の研究者による8つの具体的な研究例をもとに、UAVの利用価値と今後の発展性について議論する。本報告は2024年3月に開催された日本生態学会大会において開催したシンポジウム「UAVによって拡がる生態学」で発表した演者が文章を寄せ合ったものである。