主催: 公益社団法人石油学会
高温気相実験によって酸化インジウム上でのエタノールからのプロピレン生成はアセトアルデヒドからアセトンを経由すると推察される。アセトンはイソブチレン生成の中間体でもある。計算化学によってアセトン生成経路探索を行った。1) アルドール縮合→脱CO、2) ティッシェンコ反応→ケトニゼーション→脱CO2、を中心にクラスターモデルを用い、各反応経路上で中間状態を想定し、DFT-b3lyp/lanl2dz計算と反応軌道(PIO)解析によって遷移状態を推定し反応のバリアを見積もった。