石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第62回研究発表会
セッションID: A03
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[一般発表]
酸処理によるZSM-5ゼオライトの酸点分布の制御
*稲垣 怜史篠田 翔馬窪田 好浩
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抄録
ZSM-5ゼオライトは石油精製・石油化学プロセスにおいて重要な固体酸触媒である。しかし、外表面酸点が存在すると、触媒反応によって外表面にコークが沈着し触媒活性の低下を引き起こしてしまう。
本研究では、ZSM-5に対して硝酸およびリン酸処理を行い、外表面酸点を選択的に除去もしくは被覆をすることを見出した。ヘキサンのクラッキングをテスト反応として実施したところ、硝酸もしくはリン酸処理した ZSM-5では外表面酸点上で起こるコーキングを抑制することができ、クラッキング活性の低下を抑制できた。
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© 2013 公益社団法人石油学会
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