石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第62回研究発表会
セッションID: A02
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[一般発表]
赤外分光法を用いたエチレンの重合反応機構の解明
*山崎 弘史横井 俊之辰巳 敬野村 淳子
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抄録
エチレンはゼオライト酸点上でエチルカルベニウムイオンを経由して、表面エトキシ種を生成すると量子化学計算から考えられてきた。しかし、IRやNMRによる直接観測によって、エチレンからにエトキシ種の生成は確認されていない。そこで、エタノールから生成させたエトキシ種とエチレンを用いてそれぞれの反応性を検討した結果、エチレンは酸点と一分子で反応してエトキシ種を生成するよりも、協奏的に二分子以上が重合反応を起こすことが分かった。
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© 2013 公益社団法人石油学会
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