熱水中でのバイオマスの資源化技術開発

抄録

脱化石燃料社会（低化石燃料社会）を目的とした再生可能資源の利用が進められている。再生可能資源の中でバイオマスは唯一の炭素資源であり、燃料化により容易に現在のインフラが使用できること、また、現在石油から作られているプラスチックの代替化学品を製造可能なことから特に注目されている。本研究では、非可食性バイオマス資源としてリグニンおよびバイオマス由来多価アルコールを出発物質として、熱水を反応媒体として燃料やプラスチック原料製造技術を開発した。