主催: 公益社団法人石油学会
会議名: 第49回石油・石油化学討論会(山形大会)
回次: 49
開催地: 山形市
開催日: 2019/10/31 - 2019/11/01
液化石油ガス(LPG)中の残渣油分析に関しては、国内では質量法を用いた方法やステイン(油の着色度合い)法で行っている。しかしながら昨今の輸入LPGなどにおいては、これらの手法では疑義が生じることもあり、諸外国では安全且つ精度の高い方法として液体インジェクターを用いたガスクロマトグラフによる残渣油分析が主流になりつつある。本稿では液体インジェクターを用いたLPG中の残渣油の分析データの紹介を行い、また、応用例としてLPG中の高感度窒素化合物分析なども紹介する。