石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第49回石油・石油化学討論会(山形大会)
セッションID: 2B16
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[装置・設備保全]
国内初のドライチャンバー工法による海底配管補修工事
*髙澤 大志道端 剛
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抄録

東京湾で東亜石油(株)が操業する京浜川崎シーバースにて、走錨事故により破損した海底配管の補修工事にドライチャンバー工法による水中溶接を国内で初めて適用した。本工法は、水中の溶接箇所に耐圧室を設置し、船上から混合気体を送りドライな状態にして溶接作業を行う工法である。当時の省令では本工法は適用できなかったため、所轄省庁との協議を続け、省令改正を実現したうえで着工した。工事は無事故・無災害で完工し、今後の国内海底配管の早期復旧への一つの道筋を立てた。

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