10~60歳代の1425名の女性の,下半身のムクミに関する意識と着圧ハイソックスの購買動向を,インターネットを用いて調べた.70.7%の調査対象者は,20~40歳代の,会社員,専業主婦,パート労働者であった.79.3%の人が下半身のムクミを意識しており,その部位は脹ら脛,足首,甲であった.また,歩き座りの合計時間がムクミの自覚に関係しており,自覚のある人の方がない人に比べ,歩き座りの時間が有意に長かった.44.8%の人がムクミ解消効果を期待して,着圧ハイソックスを購入していた.一方,34.4%のムクミ自覚者は,着圧ハイソックスを購入せず,それにムクミ解消効果があると考えていないと推定された.身体への負荷の軽減のためにもムクミは解消すべきであり,アンケート調査のみならず,生理的指標を含めたデータを元に,より快適な着圧ハイソックスを開発するための指針を示した.