繊維製品消費科学
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家庭洗たくにおける白度維持の研究
(第3報) ―油性汚こうによる衣料の黄変―
重弘 文子鶴岡 英樹
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1980 年 21 巻 2 号 p. 61-66

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抄録
衣料が, 着用→洗たく→乾燥, および保存される間の油性汚こうの衣料への残留蓄積性や, 油性汚こうによる衣料の黄変について検討した.
油性汚こうの衣料への残留蓄積量は, 個人差や衣料の種類によって著しく異なり, 着用日数が長いほど, また油性汚こうの付着量が多い部位ほど多い.
油性汚こうによる衣料の黄変度合は, 油性汚こうの残留蓄積量や組成, 繊維の種類, 着用・洗たく時に付着してくる物質, 乾燥時の日光照射の有無, 保存期間, 温度, 湿度等, 様々な要因によって影響を受け, これらが総合されて決定される.常時繰り返し使用している衣料は洗たく時に白度がかなり回復するため, 黄変はかなり防止されているが, 長期保存すると連続的に黄ばみが増加してくる.
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© 社団法人 日本繊維製品消費科学会
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