抄録
温度・湿度・接圧 (摩擦圧力) ・摩擦速度が制御できる実験装置を試作し, これらの条件と静電気発生量との関係を調べた.またファラデーケージを作成し, 衣服の着脱時における帯電量を測定した.
得られた結果は次のように要約される.
1) 静電気は繊維の種類・湿度・摩擦圧力・摩擦速度の4つの要因には有意性が認められたが, 温度の要因には有意性が認められなかった.
2) 着脱時の静電気は織物より編物が発生しやすい.これは生地の表面構造に起因するものと考えられる.
3) 帯電防止としては, 湿度の調節が最も有効的であるとの知見を得た.