繊維製品消費科学
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ガードルの衣服圧に関する研究
間壁 治子百田 裕子三野 たまき上田 一夫
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1991 年 32 巻 9 号 p. 424-438

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抄録

着心地のよいガードルの設計に関する条件を求めて, ガードルの素材・パターン・構成状態の異なるサンプルを用いて, 試着テストを行い, サンプルの適合性や適応性を検討し, 不快を感じる部位をとらえた.更に, これら不快部位の衣服圧を測定し, 試着テストにおける官能量と衣服圧値との関係を検討した.
その結果, 試着テストでは, 動作による姿勢の変化に伴い, 人体の変形の大きい部分, すなわち, W.L.開口部の前面と脚付根部および大腿部を被覆すると着心地が悪くなることが認められた.このため, ガードルの設計においては, W.L.開口部は被験者のW.L.と腸骨稜との間に, 脚開口部はハイレグカットまたは大腿部全体を覆う丈に設定し, ズレやくい込みを少なくすることが大切である.また, 素材によりコントロール量を適切に設定する必要がある.試着テストによる官能量と衣服圧値との関係は, 30~40mmHg以上で強い不快感を訴えた.

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© 社団法人 日本繊維製品消費科学会
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