繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
Print ISSN : 0037-2072
ISSN-L : 0037-2072
化粧規範に関する研究
―化粧を施す生活場面とそれを規定する化粧意識と個人差要因―
平松 隆円牛田 好美
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 48 巻 12 号 p. 843-852

詳細
抄録

本研究は, 「化粧規範」に関する研究である.化粧を施す生活場面を規定する化粧意識について検討すると同時に, 化粧に関する一連の研究で明らかにされている個人差要因についても検討することを目的としている.その結果, 対人接触や公的性や私的性の高さを主として, 化粧を施す生活場面が構造化されることが明らかとなった.また, 男性では必需品・身だしなみや公的自意識が, 女性では魅力向上・気分高揚, 必需品・身だしなみ, 効果不安, 私的自意識, 内的他者意識が化粧を施す生活場面を規定していることが明らかとなった.

著者関連情報
© 社団法人 日本繊維製品消費科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top